バッテリーレスのためレクチファイアやバッテリーは一切ない。このため電装系のチェックを行おうと思うとエンジンをかけなければいけないので、ちょっと面倒。

基本情報

オルタネータはフライホイール内にある。ステータ側のコイルは用途別にいくつかに分かれており、ヘッド/テール系とウィンカー系は別のコイルから電源を取っている。
バッテリーレスのため電源はAC(交流)となっているので注意。
6V車と6V/12V混合車があるようで、日本に入って来ているのは6V/12V混合車と思われる。混合車の場合にはヘッド/テール系は6Vだがウィンカー系は12Vで動作している。12V側に関してはダブルツェナー・ダイオード(要するにバリスタですな)で安定化というか上限リミットがかけられている。

ヘッドライト

Ciao PXの場合、ヘッドライトはメイン球とポジション(タウンライト)球の2球構成。ヘッドライトはハイビームのみだが、ポジション球も同じワット数。
ポジションは普通のマクラ球なので入手は容易なはずだが、メイン球はモペッド用と言われる特殊口金のため国産で入手が容易な球の口金に改造してしまった方が幸せになれるかもしれない。
ただし、昨今の国産車は12V車が多いのだがCiaoのヘッドライトは6V仕様。6Vのオートバイは昔は山ほどあったんだけどなぁ。
ヘッドライトとホーンは直列に入っている。ホーンスイッチは押していない状態ではショートしており、ホーンをバイパスしている。押すとこのバイパスが切れるので、ヘッドライトとホーンが直列に入ることで、ホーンが鳴る。このためヘッドライトは暗くなる。

ウィンカー

Ciao PXでは6V/12V混合という変則的な電装系を持っており、ウィンカー球は12V 10W。BA9S口金なのでスタンレーなど国産の電球が使えるので特に問題はない。
ウィンカーリレーは3端子の前後交互点滅型。

灯火類の互換情報はこちらのページ

点火系

CDI車の場合にはポイントはなく、CDIと高圧コイルが一体型となった点火ユニットが使われている。左サイドカバー内前方にある。

ignite02.jpg

配線はエンジンから3本。途中にはカプラーはなくエンジンから出たハーネスがそのままCDIユニットに入る。

ignite01.jpg

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