くるくる回る状態になっている燃料コックは、かなりヤバい。ONの位置でもリザーブまで食ってしまう事があるようでガス欠で泣きをみることになりかねない。新品の燃料コックは各停止位置でクリックがあり、下半分(OFF-ON-RSV)しか回らないはず。
また、錆などにより燃料コック内部の管径が細くなっていることもあり、燃料供給が不安定になる原因のひとつ。
コック部分にも一応、ストレーナーがついているので、本来ならばゴミはそれほど出てこないはずなのだが燃料ライン内にゴミがたくさん出てくる場合にはタンク内のストレーナーの脱落を疑った方が良い。
- 燃料を抜く(あたりまえ)
コックから出てくる量で抜いていると日が暮れてしまうので、給油口からポンプで抜くのが早い。ポンプで抜ききれない部分はコックをリザーブ位置にして抜いてしまおう。見ての通り、コックは車体右側にあるので右側に傾けると残った燃料が出てくる。
- コックを交換する
燃料コックを固定しているネジ(ナット状の部分)はコック側は左ネジ、車体側は右ネジが切ってあり、写真のように右に回すとしまり、ひだりに回すと緩む。
当然だが、外す時も付ける時もコック本体は『回さない』。写真の位置で固定しておいてナット部だけを回転させること。
つまり、燃料コックを外す場合にはコック本体を固定しておき、このナット部分を左に回せば外れる。コックはしっかり固定すること。外す際にコック自体を回してしまうと、中で燃料パイプが折れてしまう。
取り付ける時は右に回せば固定されるが、この際、コック側と本体側のネジの噛み合いに注意することとナット部分を逆付けしないように注意すること。ナット部は写真のように六角になっていない丸い部分が車体側。このナットのほぼ中央あたりでボディ側とコックがパッキンをはさんで結合されるように取り付ける。このため、片側だけをネジ込みすぎてから締め始めると位置が合わず、燃料漏れを起こすので注意。
参考
燃料ホースは通常は内径5mm。5mmの燃料ホースは通販ならば比較的どこでも入手できるのだが店頭在庫している率は少ない模様。