パンク、タイヤ交換、[[ギヤオイル交換]]などリアホイルを外さなくてはならない場面は多い。リアブレーキのシュー交換ですらホイルを外さないと行えないというのも困ったものだ。~
一見すると面倒なようだが慣れればそれほど難しいものではない。~
**手順 [#ddf3f57e]
-ベルトを緩める~
[[ベルトの張り調整]]を参考にエンジンとマフラーを固定しているボルトを緩め、ベルトのテンションを取る。取らないと後ろのプーリーの付け外しが行えない。~
~
-マフラーを外す~
#ref(muff01.jpg)~
シリンダー側に取り付いている部分(11mm)を緩め、マフラー吊ボルトを外してマフラーを外す。スタンドやクランクペダルと干渉する位置なので、ちょっと外しにくいので注意。スタンドを上げた状態の方が付け外しは行いやすいのでジャッキアップするのも手である。~
固着している場合には最悪、ぶっ叩く。力加減には注意して壊さないように。~
~
-リア側プーリーを外す~
プーリーを外すには、プーリーに開いている穴にマイナスドライバーを突っ込み、ギヤボックスにある「ひっかけ」穴にひっかけて固定した上で、プーリー中央の13mmのナットを外す。乱暴なようだがこれが正規の手順。やってみれば固定方法はすぐわかるだろう。~
プーリーが外れたならベルトは前の方に追いやっておけば良いだろう。~
~
-ブレーキワイヤーを外す~
リアブレーキ用のワイヤーを外しておく。~
~
-チェーンを外す~
#ref(muff02.jpg)~
チェーンテンショナーを緩める。写真の位置の裏側にある13mmナットを緩めればチェーンのテンションは取れるのでリアスプロケット側からチェーンを外しておく。~
~
-リアホイル一式を外す~
これでリアホイルに繋がっているものは何もなくなったので外す。~
写真の位置の17mmボルトを左右2本取ればリアホイルはハブごと一式取れる。この時、注意しないとギヤボックス内のオイルが漏れてくるので、ホイルを外した場合には車体左側の面を上にして置くか、あるいは車体に取り付いていた状態と同じ位置で立てかけておくこと。~
#ref(hub-l.jpg)
#ref(hub-r.jpg)~
~
-リアスプロケットを外す~
リアスプロケット(ワンウェイギヤ)を外す。これを外さないとギヤボックスとホイルが分離できないので、ブレーキシュー交換すら行えない。~
実はこれがかなりやっかい。~
#ref(r-sp01.jpg)~
スプロケットは写真の位置に36mmスパナをかければ回るのだが、ここに入る丁度良いスパナがない。そこで片口スパナの36mmをグラインダーで削って薄いスパナを製作して使っている。厚さ10mmほどのスパナがあれば入るはず。~
さらに悪い事にこの部分は結構、固く締まっている車が多いようで外しにくいことこの上なし。ちなみに外す場合には左回しの順ネジである。~
スプロケットを外すとギヤボックスが抜ける。~

    ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ リンク元   ヘルプ   最終更新のRSS