何か納得がいかないが・・・
そもそも何が正しいのかがわかっていないのが問題か。
リア・プーリー
そもそも『間違えて』買ったと思っていた100mmプーリーがついたリア(ドリブン)側だが、ベルト長から考えると、どうもこれが正解かもしれない。
左が100mm、右が90mmのハーフ・プーリー。見てわかるように100mmプーリーの場合、ベルトが沈み込む場所が中心軸より遠く、90mmの方が軸に近い。これでは100mmプーリーの場合には、減速比は当然ながら高回転・低速度になってしまう。
一応、純正と思われるバリエータの場合には以下の組み合わせでしかマッチングしない。
- エンジン側:ノーマルバリエータ
- リア側:100mmプーリー付クラッチ
- ベルト:DAYCO 7153(互換品のはず)
ベルト長の関係で、この組み合わせしか取れず。しかしながら、この組み合わせでは減速比が大きすぎると思われる。加速はめちゃくちゃ良いが上が全く伸びない。発進時前輪が浮くので要注意。
エンジンを高回転域で使いまくるので燃費悪い、振動多い。
- 入手した部品が何か間違っているのか?
もしかしたら入手したパーツというかベルトは'Ciao-PV'用なのかも。'Ciao-PXV'とはベルト長が異なる?
マロッシMULTIVAR装着時
- エンジン側:マロッシMULTIVAR(for Piaggio Moped)
- リア側:90mmプーリー付クラッチ
- ベルト:DAYCO 7153
マロッシのバリエーターのウェイトローラーが軽すぎる。元のローラーではほとんど動かず。12.1gのもの(6612040.L0)に交換して使用。
この組み合わせでもベルトが長すぎる。ところがマロッシのMULTIVARに付属している謎のリミッター(要するにディスタンスカラー)を入れて、エンジン側プーリー径の最小値をわざと大きくしてやるとテンションが適正にかかる位置に調整できる。
7のパーツ(ディスタンスカラー)を図の位置ではなく矢印の位置側に入れる。そうすると、可動側プーリーが常に押された状態になるためプーリーの最小径が大きくなる。回転していないときはローラーがカタカタするが気にしない。
そもそも、この図の通りに組み立てるとプーリーの可動範囲が狭く使い物にならないと思われるのだが・・・。
このカラーの形状は内径20mmφ、外径26mmφ、厚さ7mm。
このセッティングでは発進加速、坂道発進時の加速がかなり悪い(減速比低)ので、カラー厚さで調整の予定。一旦、速度が乗ればあとはスムーズ。
というわけで
カラーを入れた状態で走らせてみると・・・
MULTIVAR側はこんな感じ。ベルトが落ちる位置が外側に寄っている点に注目。外周まで使い切っている(外周から6mmは使えないようになっている)ので、バリエータの動作としては正解。内側が余りすぎで、ベルト長を保って使うには、あと5mmほどは内側へ落とし込めそうなので、カラー厚を3~4mmに調整すればよさそうである。
- とりあえず3.5mm押しで調整可能範囲に入るので試用。
- 8gローラーは変速はちゃんとするが、軽すぎる模様。エンジンが高回転気味すぎる感じ。そうするとやっぱり12gは必要ということか。