簡単な日常点検のページも作ってみようかと。
給油
混合ガソリンなのでオイルの混合を忘れないように。混合比は50:1で、2サイクルの混合用エンジンオイル(カストロール2TSなど)を混ぜる。芝刈り機用などの25:1オイルは混ぜないように。
スタンドでの給油時にはたとえば『2リットルちょうどで』と給油してもらい、それに見合ったオイルを投入する。ガソリンが2リットルならばオイルは40cc。下記のようなグッズがあればスタンドでの給油時にも困らない。
| メスシリンダーとポリボトル | プラスチック製のメスシリンダーなら安価に購入できる。東急ハンズ等で売っている。100ccまで測定できるものがあれば十分。ポリボトルの目盛はあまりアテにならないので、メスシリンダーで測ってからポリボトルに取り分ける。 |
| ポリボトル | ホームセンターや東急ハンズで購入できる。中栓のついたものを選ぶ。50ccのものに40ccを入れて携行していれば2リットル給油で50:1になるので、ガソリンがリザーブ位置まで減ったら、スタンドで2リットルちょうどを給油してもらいオイルを投入し、車体を振って混合する。 |
| ガソリン携行缶 | スタンドで混合するのは面倒!という場合にはこれ。ホームセンターなどで1,500円ほどで購入できる。ガソリン携行用として売られているものを購入すること。スタンドではきっちり3リットルなどキリのいい値で給油してもらう。容量の大きいものがあれば便利そうだが、混合ガソリンはあまり保存が効かないので3リットルのものがあれば十分。3リットルの場合、オイルは60ccを混合する。 |
- 混合比
一般的に、ガソリン量:オイル量であらわす。量は体積。50:1と書かれている場合にはガソリン50に対してオイル1を混ぜるということ。つまり50:1の場合にはガソリン1リットルに対してオイル20ccを混ぜるということ。
意外と減るので空気圧はこまめにチェック。空気入れと空気圧計は持っててもいいかも。
空気圧が低いと安定が悪くなったりパンクするので要注意。
経験的には日本では以下の値位がちょうど良い気がする。
空気入れのバルブは基本的にはオートバイと同じ『米式』。ただし、一部のチューブでは『仏式』のものも輸入されているらしいので注意。米式はオートバイと同じで上から下まで太さが同じでネジが切られているもの。ちなみに一般的な自転車のものは『英式』。
自転車専用の空気入れは使えないので注意。オートバイにも使えるものを買うこと。
オイル交換
2サイクル車なのでエンジンオイルは燃料に混合されるため、エンジンのオイル交換はない。
リアのギヤボックスにギヤオイルが入っているが、どうも交換をあまり考えて作られていない気がする。しかしながらオイルの状況をみてみると、定期的に交換した方が良さそうではある。
交換方法はリアホイル外しとギヤオイル交換のページを参照。自力でできない場合には、これらのページを見せてバイク屋さんにやってもらった方がいいだろう。
あるいはオイルボルトの箇所に細いチューブを入れて吸い出すことができれば、汚れたオイルが中に残るものの交換しないよりはマシかも。
前後ともにワイヤーで引っ張る方式なので、ブレーキレバーの所で調整する。基本的に『引き切れない』状態を保つように。引き切れるとは、ブレーキレバーを引っ張った時にグリップに着いてしまう状態をいう。
ブレーキレバーを引っ張ると、途中で抵抗を感じる箇所があるが、そこがブレーキの効き始めの位置。これが手前(グリップ側)すぎると十分にブレーキを引っ張れないので効きが悪くなる。個人的には、思いっきり引っ張ったなら車輪がロックするまで効くように調整するのがベストと思っているが、好み/安全性の問題もあるので自分で判断するしかない。
ブレーキをかけると曲がる場合
前輪のブレーキシューの偏減りが起こっていると、この状態が発生する。前輪ブレーキをかけた状態で車体を前に押し出してみるとわかるが、タイヤが目だって傾くとこの状態。タイヤが傾くので当然、曲がるわけである。
この状態が発生している場合には前輪のブレーキシューを交換するか、削ってアタリを出し直さないと治らないので、自分で出来ない場合にはバイク屋さんへ。
ベルト調整
ベルトの張りが弱くなると、始動困難、速度出ない、変な音がするなどの症状が出る。このため、時々はベルトの張りをチェックしておく。説明しにくいが、押してみて「ゆるゆる」はダメ。
調整方法はベルトの張り調整を参照。自分でやってみれば、わかるだろう。